雑穀名 | もち麦 |
学名 | Hordeum vulgare L. |
英名 | Waxy barley |
和名 | モチオオムギ(もち大麦) |
科名/属名 | イネ科オオムギ属 |
原産地 | 中央アジア |
この雑穀について
特徴
米に「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも粘りが少ない「うるち性」と粘りが強い「もち性」があります。麦とろごはんに使われるあっさりとした食感の押麦は、うるち性の代表格です。一方、より食物繊維量を多く含み、ぷちぷち・もちもちした食感が魅力のもち麦は、もち性になります。
歴史・エピソード
大麦は世界最古の穀物の一つだといわれ、およそ1万年前からイスラエル付近とシリアからトルコ付近で栽培は始まったと考えられていますが、はくばくでもち性の大麦を「もち麦ごはん」として発売したのは2012年。その健康効果とぷちぷち・もちもちした食感が受け入れられて大ヒットとなりました。
この雑穀の魅力
用途
大麦の用途は、世界的になじみ深いビールやウイスキーをはじめ、日本では麦焼酎・麦味噌・麦茶・麦ごはんなど多岐にわたりますが、もち麦は食感の楽しさから、麦ごはんやサラダ・スープなど様々なメニューで親しまれています。おすすめメニューはリゾット。もち麦は時間が経っても粒立ちが残りやすく、本格的なアルデンテ食感を演出します。
栄養・食感・色・調理
大麦は食物繊維が豊富で、水溶性、不溶性という2種類の食物繊維をバランスよく含む点が特徴です。さらに、大麦の中でも水溶性食物繊維のひとつ「β-グルカン」がより多く含まれているのがもち麦で、腸内細菌のエサとなることで、腸の動きをよくしてくれます。