雑穀名 | きび |
学名 | Panicum miliaceum L. |
英名 | Proso millet |
和名 | キビ(黍) |
科名/属名 | イネ科キビ属 |
原産地 | 中央アジア |
この雑穀について
特徴
きびはイネ科の一年生草本、生育期間が短く乾燥に強い作物で、五穀のひとつとされています。種類はもち性とうるち性に分かれ、現在はもち性が多く利用されています。粒は「あわ」より少し大きく、種類により黄色・白色・褐色があります。
歴史・エピソード
アジア、北アフリカ、南ヨーロッパにおいて有史以前から栽培されていたとされています。日本では五穀のひとつとされていて、「あわ」や「ひえ」より遅れて中国大陸から伝わったと考えられています。桃太郎でもおなじみの「きびだんご」の原料です。
この雑穀の魅力
用途
香りと卵のようなコクがあるため、お米に混ぜて炊くことで味に深みをあたえてくれます。また、もちもちした食感も特徴で、団子、餅、お菓子などにも使われています。
栄養・食感・色・調理
白米に比べ、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など多くが含まれています。きびのもちもち食感は冷めてもそのまま残りやすく、彩りもきれいなのでおにぎりやお弁当にも最適です。