雑穀名 | あわ |
学名 | Setaria italica (L.) P. Beauv. |
英名 | Foxtail millet |
和名 | アワ(粟) |
科名/属名 | イネ科エノコログサ属 |
原産地 | 西南アジア |
この雑穀について
特徴
あわは雑草のエノコログサ(ねこじゃらし)を先祖とするイネ科の植物で、五穀のひとつとされています。殻の色から、赤アワ・黄色アワなどがあり、子実はクリーム色のものと薄い黄色のものがあります。あわにも、もち性の「もちあわ」とうるち性の「うるちあわ」の2種類があります。
歴史・エピソード
日本では米や麦が普及するまで重要な穀物として扱われてきました。その栽培は、ヒエとともに古く縄文時代までさかのぼることができ、明治の末期まで主食の一つとして重要な穀物でした。阿波の国(徳島県)は、あわの名産地であったことからきているそうです。
この雑穀の魅力
用途
独特のもっちり食感と甘みが特徴で、お米に混ぜて炊くことで、くせのないやさしい味わいを演出してくれます。「あわぜんざい」や「あわおこし」などに利用されることでも有名です。
栄養・食感・色・調理
白米に比べ、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛など多くが含まれています。くせのない味わいや、小粒であることからも食べやすく、消化にも良いことも特徴です。