世界の三大穀物のひとつであるように、その適応性は広く、熱帯から寒冷地まで栽培されています。とうもろこしにも数多くの品種がありますが、私たちが食べているのはスイートコーンの一種になります。

15世紀末にイタリア出身の探検家コロンブスがアメリカ大陸に到達した後、スペインを通じてヨーロッパや世界各地へ広がりました。日本にも16世紀に伝えられ、明治時代から主に北海道で本格的な栽培が始まりました。

食品として、サラダ、菓子、油、飲料、調味料など様々な用途で用いられているとうもろこしですが、実は国内の半分以上は飼料用として使用されており、日本の畜産業も支えている穀物になります。

黄色の鮮やかな色味はお米で混ぜて炊くことで彩りをプラスし、素材の自然な甘さと香りを味わうことができます。ビタミンB₁、B₂を含みます。