雑穀名 | はと麦 |
学名 | Coix lacryma-jobi L. |
英名 | Job's-tears adlay |
和名 | ハトムギ(はと麦) |
科名/属名 | イネ科ジュズダマ属 |
原産地 | 西南アジア(インド)または東南アジア |
この雑穀について
特徴
イネ科の一年草で、生薬名はヨクイニン、雑穀の中では最も粒が大きい。はとが好んで食べたことからその名がついたとも言われています。
歴史・エピソード
はと麦(ヨクイニン)には、古くから生薬として親しまれてきた歴史があります。中国では紀元前91年頃に記された司馬遷の『史記』にもヨクイニンの記述があり、古くから薬膳として食されてきました。"世界三大美女"と称される楊貴妃も愛用していたと言われます。
この雑穀の魅力
用途
中国では解毒によいとされお粥やお茶に、また薬膳食材として利用されてきました。現代でも、医薬品や健康食品のみならず、化粧品・石鹸・入浴剤など、様々な用途に用いられ、多くの方に親しまれています。
栄養・食感・色・調理
はと麦は女性に不足しがちな植物性のたんぱく質やアミノ酸が含まれています。お米に混ぜて炊くと、ふっくらとして噛み応えがあり、淡白な味わいの中にも独特の旨みがあります。