雑穀名 | ひえ |
学名 | Echinochloa esculenta (A. Braun) H. Scholz |
英名 | Japanese barnyard millet |
和名 | ヒエ(稗) |
科名/属名 | イネ科ヒエ属 |
原産地 | 東アジア |
この雑穀について
特徴
ひえは雑草のイヌビエを先祖とするイネ科の植物で、五穀のひとつとされています。現在栽培されているものは、ほとんどがうるち性ですが、もち性も一部地域で栽培されており、「もじゃっぺ」とも呼ばれています。
歴史・エピソード
縄文時代に中国から伝来した説や日本起源説があり、あわと並んで日本最古の穀物と見られています。名前は「冷え」に耐えることに由来しているとも言われるほど寒さに強いため、寒冷地や高地でも栽培でき、凶作のとき何度も祖先の命を救ってきた穀物ともいえます。
この雑穀の魅力
用途
グレーがかった白い実で、お米に混ぜて炊くと味も香りもクセがなく食べやすいのが特徴です。お米に混ぜる以外にも昔は味噌、醤油、焼酎などの原料にも利用されていました。
栄養・食感・色・調理
優れた栄養価を持ち、増加しつつある食物アレルギーの患者のための主食穀物としての需要も期待されています。粘り気がなくパラパラした食感のため、炒飯やピラフなどでもおいしく召し上がれます。