雑穀名 | 小豆 |
学名 | Vigna angularis |
英名 | Azuki bean |
和名 | アズキ(小豆) |
科名/属名 | マメ科ササゲ属 |
原産地 | 東アジア(中国) |
この雑穀について
特徴
一年生種子繁殖作物で、子実は円筒形のものが多いが、球形や長円形の品種もあります。また、子実の色も赤色の他に、茶色、黒色、白色などがあります。大粒の種類を大納言、小粒を普通小豆と分類されています。
歴史・エピソード
紀元前1世紀、中国最古の農業書である「氾勝之書(はんしょうししょ)」に、すでに栽培方法が記載されています。日本では、「古事記」や「日本書紀」にあずきが五穀として登場し、縄文遺跡からも発見されています。中国最古の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」では、あずきの煮汁が解毒剤として使われたと記載されており、日本でも古来よりあずきは薬として用いられていたようです。
この雑穀の魅力
用途
日本の消費量の約80%が製あん用になり、他にもぜんざい、甘納豆、赤飯などにも用いられています。古くから小豆色には魔よけの力があるとされ、今でも小正月に小豆粥を食べる習慣が残っています。赤飯に小豆が用いられるようになったのは江戸時代以後になります。
栄養・食感・色・調理
小豆の皮には「サポニン」という注目の栄養成分が含まれています。たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB6、食物繊維も含まれているのが特徴です。お米に混ぜて炊くことで、ほのかな甘みやホクホク食感が楽しめます。