その1:一度に炊きたいけれど、面倒なのはイヤなあなたに。
白米の上端に、雑穀をそっとのせて炊くだけ。
白米の上に雑穀をのせて炊飯するだけの、まさに“雑”な炊き方です。
まずは炊飯器に白米といつもの水加減をセットした後で、雑穀用の水をプラス。雑穀を、炊飯器のお釜の端の方にそっとのせ、かき混ぜずにそのまま炊飯しましょう。
炊き上がりは、雑穀が上部にとどまった状態になり、白米にも全体的にうっすら色味がついて、ざっくりと炊きわけができます。「多少の色づきは気にしないから、とにかく簡単に炊き分けたい!」という方は、ぜひ試してみてください。

その2:白米は白がいい! 見た目もきれいにこだわりたいあなたに。
白米を耐熱ガラス容器に入れてセットし、完全に炊きわけます。
まずは炊飯器に、雑穀ごはんと指定の水分量をセット。その中に、白米と必要な水の量を入れた耐熱のガラス容器を押し込み、そのまま炊飯しましょう。雑穀ごはんと白米はもちろん逆でもOK!
この炊き方なら、白米が色づくこともなく、くっきりと炊きわけができます。
炊きたてはとても熱いので、ガラス容器を取り出す際は十分にお気を付けください。
※画像は耐熱ガラスにお米70g:水100mlを入れて炊飯。炊飯でかさが増えるので、耐熱ガラス容器の半量程度がおすすめです。使用する容器に合わせて調整してください。

その3:気分に合わせて、好みの割合の雑穀ごはんを楽しむなら。
雑穀ごはんにも、サラダにも、スープにも使えます。
最後に、炊飯した白米に別でゆでた雑穀を好みの割合で混ぜ込む方法を紹介します。
まず、白米をいつもの水加減で炊飯しておきます。別の鍋でお湯を沸騰させたら、お好きな分量の雑穀を15分ほどゆでましょう。
食べる前に、白米とゆでた雑穀を好みの割合で混ぜれば、おいしくて栄養たっぷりな雑穀ごはんのできあがりです。
ゆでた雑穀が余ったら、容器に入れて保存しておくことも可能です。(冷蔵庫なら2~3日、冷凍庫なら2~3週間が目安)白米と混ぜるだけでなく、サラダやスープのトッピングにもさっと使えて、とっても便利。手軽に雑穀を取り入れることができます。

一度の炊飯で、家族みんなが満足!
いろんな炊き方で、雑穀ごはんをもっと気軽に。
今回紹介した、3つの炊きわけ術。どれかひとつをマスターしておけば、家族の中に雑穀派と白米派が両方いても安心。どちらも満足できる、おいしいごはんを楽しめます。
それに、一度の炊飯で2色のごはんを炊くことができるのも、炊きわけのいいところ。お弁当に入れれば、自然と彩りが加わって見た目も華やかになりますよ。
まずは気になる炊き方から試してみてください。きっと、雑穀ごはんがもっと身近で楽しいものになることでしょう。

参考Webサイト
はくばく「雑穀のゆで方」